シェーグレン症候群

シェーグレン症候群は涙や唾液を作りだしている涙腺、唾液腺などに慢性的に炎症が生じ、

涙や唾液の分泌が少なくなって乾燥症状を示す自己免疫疾患です

男女比は1:14で女性に多く発症年齢は50歳代にピークがありますが、子供からお年寄りまでさまざまな年齢で発症します

ドライマウスの症状がある方の10人に1人はシェーグレン症候群の患者さんというデータもあります 

 

厚生労働省のデータでは、1年間に病院などを受療した患者さんは15,000~20,000人とされましたが、潜在的な患者さんを含めると、この数よりも多いことが推測され、アメリカのデータを当てはめると10~30万人と推定されることもあります

 

シェーグレン症候群は単独で発症する原発性シェーグレン症候群と、他の膠原病に合併して発病する二次性シェーグレン症候群があります

二次性シェーグレン症候群は、関節リウマチや全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎などに起こります

関節リウマチの患者さんの約20%~40%にシェーグレン症候群が発症するといわれています

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<自己免疫疾患とは>

私たちの体は細菌、ウイルス、外来異物、がん細胞などの外敵から体を守る機能「免疫」という防御システムが働いています

しかし、この免疫システムが誤作動を起こすと、自分の体の成分を自分にとって有害な物であると誤った認識をして、その成分を排除しようと攻撃してしまいます

 

シェーグレン症候群は自分の唾液腺や涙腺を異物と認識し、破壊してしまうために唾液や涙が出にくくなるものをいいます


シェーグレン症候群の症状

シェーグレン症候群の症状には、唾液腺・涙腺に関係する症状(腺症状)、それ以外の臓器の症状(腺外症状)の2種類があります

 

唾液腺・涙腺に関係する腺症状

ドライマウス

口が乾く、口がネバネバする

・口臭が気になる

・水分が手放せない

・ぱさぱさしたものが食べにくい

・喉が渇いて夜目が覚める

・長く話すと声がかれるなど

唾液が少なくなるため、虫歯や歯周病になりやすく、味覚障害が起こることがあります

ドライアイ

・目が乾燥する

・目がごろごろする

・目が疲れやすい

・まぶしく感じるなど

ひどくなると角膜に傷がついて乾燥性角結膜炎や、表層性角膜びらんなどがおこります


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それ以外の臓器の症状

倦怠感や発熱、関節痛といった全身症状や、間質性肺炎、腎炎、神経症状、紫斑、紅斑など

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シェーグレン症候群の約45%の方は、ドライアイ・ドライマウスの症状のみがある患者さんで、ほとんど゛健康に″に暮らしている患者さんもありますが、ひどい乾燥症状に悩まされている人もあります

他の55%の方は全身性の何らかの臓器病変を伴うことが分かっています

約半数の患者さんは10年以上経っても何の変化もありませんが、半数の患者さんは10年以上たつと何らかの検査異常値や新しい病変が見られます

シェーグレン症候群の検査