お子さんが遊んだり、運動をしている時に ぶつけやすいのが上の前歯です
学校でのケガのうち約40%が歯の外傷だったという報告があります
万が一、歯が欠けたり、抜けたりした場合はどうしたらよいのでしょう?
歯の欠けらがある場合は、それを持って歯医者を受診しましょう
かけらを接着剤でくっつけたり、プラスチックの詰め物で治すことが可能です
歯の欠けが大きくて、神経が出ている場合には神経の処置をしてから治します
ぶつけた歯が折れたり抜けないでグラグラしている場合には、しばらく接着剤で固定をすることがあります
ぶつけた時の衝撃で神経が死んでしまっている場合があるので、レントゲンの撮影を行い、必要であれば神経の処置を行います
固定は左図のようにワイヤーとプラスチックの材料で行います
歯が完全に抜け落ちてしまった時は、早急に歯科医院を受診しましょう。
取れた歯をもとの位置に戻して固定しますが、早期であれば再びくっつく可能性があります
(歯の状態によっては根の治療が必要になる場合がある)
抜けた歯の保存状態によって予後はが大きく変わりますので、以下のことに注意しましょう
☆歯が汚れている場合には水道水か牛乳で洗う
☆抜けた歯の根っこの部分になるべく触らないようにする
☆乾燥させないために歯を口の中に入れて病院へ
(歯の保存液があれば、保存液の中に入れて病院へ)
いずれの場合も、早期に受診することが重要です
いざという時のために、かかりつけ医を見つけておくとよいでしょう