顎関節症の代表的な症状は
①あごが痛む(顎関節痛)
②口が開かない(開口障害)
③あごを動かすと音がする(顎関節雑音)
の3つです
このうち一つ以上の症状があって、他に疑われる病気が無い場合「顎関節症」と診断します
顎関節症は1度の治療ですぐに治ることはなく、現状よりも悪くならないように進行を予防する必要があります。 思い当たる原因があれば、その原因を取り除くことが大切です
当院での治療はまず初めに
①顎の体操
②筋肉のマッサージ
を行います。
歯ぎしりやくいしばりのある方は、マウスピースの装着をお勧めする場合もあります
ほとんどの方がこの方法で状態が良くなりますが、関節の骨自体に問題がある場合は精密検査が必要になりますので、この限りではありません
下の質問の合計点数が8点以上の場合は顎関節症の疑いが高いと言われています
1.口を大きく開いたとき,人差し指から薬指を並べた3本指を縦にして入りますか?
(1.すっと入る 2.ほぼ問題ない 3.どちらともいえない 4.やや困難 5.全く入らない)
2.口を大きく開け閉めした時,あごの痛みがありますか?
(1.痛まない 2.たまに痛む 3.どちらともいえない 4.しばしば痛む 5.いつも痛む)
3.口を大きく開いたとき,まっすぐに開きますか?
(1.いつもまっすぐ 2.たまに曲がる 3.どちらともいえない 4.しばしば曲がる 5.いつも曲がる)
4.干し肉,するめ,タコなど硬いものを食べるとあごや顔が痛みますか?
(1.常に痛む 2.時々痛む 3.どちらともいえない 4.やや痛む5.全く痛まない)
あるいは設問2の「口を大きく開け閉めした時,あごの痛みがありますか?」に「はい」と回答した方も顎関節症である可能性がありますので,専門医を受診することをお勧めします.
顎関節症は放置しても良くなりませんので、早めの受診をお勧めしております
お口が空きずらい、顎が痛いなどでお困りの方はお気軽にお電話ください