日本人が歯を失う原因は
①歯周病
②虫歯
が全体の70%を占めています
歯周病も虫歯も生活習慣病と言われていますが、どちらも正しい自己ケアと歯科医院での専門的なケアを行えば予防できる疾患です
何らかの原因で抜歯した場合、
入れ歯やブリッジなどで抜いた後の空隙を埋める必要があります
抜いたあと放置したままにしておくと
空隙を埋めようと左右の歯が移動して歯と歯の間に物が挟まったり、かみ合っていた歯が下に移動して歯並びが悪くなります
また入れ歯が合わないなどの理由で入れ歯を装着していない方にも同じ現象が見られますので、合わない入れ歯は調整してもらいましょう
噛みあわせの中でも奥歯の噛みあわせが正常な状態であることは非常に重要です
奥歯のかみ合わせは物を噛む咀嚼に関係しているだけでなく、体のバランスや筋力、認知機能に大きな関係があることが分かっています
歯が殆どなく、入れ歯を使用していない人は自歯が20本以上残っている人よりも2倍近く認知症になるリスクが高いことが分かっています
歯が殆どなくても義歯を装着し、噛みあわせがしっかりしている人は認知症のリスクもそう高くはありません
義歯は使用していると噛みあわせがくるってきますので、定期的に調整し、ベストな状態で使えるようにする必要があります