削ってはいけない虫歯

虫歯は虫歯でも削ってはいけない虫歯があるのをご存知ですか?

「初期虫歯」と言われるもので、歯科検診などで「C0(シーオー)」と呼ばれています

 下の写真のように、歯の根元の表面が白く濁っているもの、茶色く変色している部分は穴が開く1歩手前の状態です

この初期虫歯、正しく予防をすれば進行を食い止めることができます

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初期虫歯の原因

歯の汚れの磨き残し

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初期虫歯の原因の1つに磨き残しがあります

歯の根元は汚れが付きやすく、磨きにくい部位です

 

汚れが歯に付いたままだと、虫歯菌が出す毒素によって歯の表面が少しずつ溶けてしまいます

 

甘いものの食べ過ぎ・飲みすぎ

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砂糖の入っているおやつ、飲み物を飲むと口の中が酸性に傾き、歯のカルシウムが溶けだします

砂糖は歯の表面に付いている虫歯菌のエサになり、虫歯菌が歯を溶かす酸を出すため歯の表面が溶けてしまうのです

毎日のように清涼飲料水や砂糖入りの缶コーヒーなどを飲み続けると、初期虫歯が発生しますので食習慣の改善が重要です

 

飲み物には下の図のように「虫歯になりやすいもの」とそうでないものがあります

酸性度が高いものは虫歯になりやすい飲み物ですので、飲む回数を減らしたり、酸性度の高くない飲み物に変更するなど注意することで初期虫歯の発生、進行を防ぐことが出来ます

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ダラダラ食べ、ダラダラ飲み

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私たちの口の中は食べたり飲んだりする時に、上図のような変化をします

①糖分が入ると口の中はグッと酸性に傾き、pH5.5歯以下になると歯が溶け始めます

②糖分がある限り低いpHのままなので、歯からカルシウムが溶けだします(脱灰)

③糖分が唾液で洗い流されたり、中和されたり、ブラッシングで無くなると、口の中は中性に戻るため、溶けだしたカルシウムが歯の中に戻ります(再石灰化)

 

下の図のように、ひっきりなしに甘いものを食べたち飲んだりしていると口の中がずっと酸性のままなので、脱灰が進み初期虫歯が発生し、削らなければならない虫歯へと進行してしまいます

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初期虫歯の発生・進行を予防するために

磨き残しのないように磨く

磨き残しやすい歯の根元を十分に磨くようにしましょう

 

奥歯の裏側やほっぺた側は歯ブラシが届きにくいため、頭の小さい「ワンタフトブラシ」の使用をおススメしています

 

また、磨く順番を決めてすべての歯の面をみがくようにしましょう

食習慣を見直し(シュガーコントロール)規則正しく食べる

砂糖の入った甘いおやつ、酸性度の高い飲み物を控えましょう

食べたたり飲んだりした後に歯磨き、出来なければうがいをしましょう

 

また、だらだら食べ続けるのをやめ、規則正しく食事・間食を摂るようにしましょう

フッ素を使用する

フッ素には

・歯の質を強化し、酸から歯を守る役割

・溶けてしまった歯のカルシウムを歯に取り込み、歯を強くする役割

・虫歯菌の力を抑制する役割があります

 

フッ素入りの歯磨きジェル研磨剤・発泡剤の入っていないもの)の使用、フッ素溶液でのうがい(フッ素洗口)が有効です

 

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