みなさん、こんにちは
くぼた歯科医院 歯科医師の晃子です
みなさんは「オーラルフレイル」という言葉を聞いたことがありますか？
「口の老化」を意味する言葉で、食物がうまく噛めない、飲み込めない、誤嚥をするといった現象を総称してオーラルフレイルと呼んでいます
物が噛めないと、噛める柔らかい物だけ食べるということになり、柔らかい物を好んで食べるので、噛む機能はますます落ちてきますし、食品のバラエティも減ってきます
そういう状況を続けると、どんどんと口の噛む機能、飲み込む機能が悪くなるという悪循環が続くことになります
この負のスパイラルを途中で断ち切る必要があります
オーラルフレイルを予防する１つの方法は、舌の筋トレをすることです
「パ、パ、パ」「タ、タ、タ」「カ、カ、カ」「ラ、ラ、ラ」という簡単な言葉をできるだけ速く言ってみてください
１秒間に何回言えますか？？
ちなみに「タ」の発音が1秒間に6回言えないと、サルコペニア（加齢に伴って生じる骨格筋量と骨格筋力の低下）の状態が2倍に増えるといったデータもあります
舌がどれだけ速く動くかもサルコペニアに非常に深い関係があるんですね
サルコペニア、フレイルを予防するためには、口の機能をいかに若い人と同じように保つかということが、非常に重要になってきます 虫歯があったり、虫歯のために歯がない、入れ歯が合わないといった状態はフレイルの一歩手前の状態です
歯科医院でチェックして、ちゃんと歯で物が噛めるようにすることが大切ですよ！
