みなさん、こんにちは
くぼた歯科医院 歯科医師の晃子です
「歯の噛み締め」、「歯ぎしり」は歯の寿命を短くしてしまうのはご存知ですか?
当医院では、歯ぎしりの治療・予防を行っておりますが、重度の歯周病の人は無意識に歯を噛み締める傾向が高いことが岡山大学の調査で分かりました
歯周病は歯周病菌の出す毒素によって歯を支えている歯茎が腫れたり、骨が溶けたりして歯が抜けてしまう病気です
歯周病で弱くなった歯や骨に「歯ぎしり」「食いしばり」という大きな力が加わると、歯にかかる負担が大きくなり、歯周病が悪化する可能性が高くなります
歯周病の治療をしたり、良くブラッシングしてお口の中をキレイにしていても、歯ぎしりの力が改善されないと歯周病は悪化してしまいます
岡山大学の予防歯科を受診している65歳前後の患者さんを対象に調査したところ、重度の歯周病の人ほど1時間あたりの噛み締めの時間が長かったそうです
歯周病の治療と予防は「プラークコントロール」「定期的な歯石除去」はもちろん重要ですが、「食事をする時以外に歯にかかる荷重」もコントロールすることが非常に有効です
歯ぎしり予防用のマウスピースは保険適応で3割負担の方は約3000円ほどで作製が可能です
ご自身の歯を守るために、歯ぎしりの予防にも目を向けてみましょう(^^)