みなさん、こんにちは
くぼた歯科医院 歯科医師の晃子です
舌癌の手術をされた堀ちえみさん、
術後の経過も順調なようで、リハビリも頑張られているそうです
日本では現在、2人に1人ががんにかかっています
がんによる死亡者数は年間30万人を超え、死亡原因の第1位になっています
ただ、診断と治療が進歩して、一部のがんは早期発見と早期治療が可能になってきました
口腔(こうくう)がんは、がん全体からみると約1~3%と発症率は低いものの、口腔がんでの死亡率は日本では46%
ちなみに米国での死亡率は19%なので、日本はその2倍以上となっています
先進国では唯一、口腔がんでの死亡数が増加しているのが現状です
口腔がんは、そのほとんどが肉眼で観察でき、手指で触診(触って診察すること)できるのが大きな特徴です
内臓のようにCT(コンピューター断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像装置)など、特別な診察器具がなくても発見しやすい特徴があります
早期発見ができれば、口腔がん(ステージ1)の5年生存率は約90%で、後遺症もほとんど残りません
ステージが進行すると、手術も長時間で大掛かりになります
また、がんの大きさや転移の程度によっては手術ができない症例もあり、生存率はどんどん低下していきます
少しでもおかしいなと思ったら、すぐにかかりつけの歯科医院で口腔がん検診を受診するようにしましょう