当医院では「ドライマウス」でお困りの方への診療を行っております
ドライマウスとは「口腔乾燥症」と呼ばれる症状のことで、
主に口やノドの渇きといった自覚できる症状全般を指すため、「病気」ではありません
日本人の10人に1人はお口の渇き症状があるといわれています
男性よりも女性に、特に50~70歳代の女性に多くみられるといわれていましたが、最近では30~40代の女性で自覚症状を訴える人が増えてきています
「お口の渇き」は生活の質(QOL)を低下させる大きな原因になりますので、適切な診断・対処が重要です
ドライマウスは糖尿病、シェーグレン症候群、膠原病など体の病気が隠れていることがあり、「口の渇き」からそのような病気が発見される場合があります
当医院ではドライマウスの認定医が他の診療科とも連携し、ドライマウスの診療を行っておりますのでお気軽にお問い合わせください
当院のドライマウスの診療は完全予約制のためお電話にてご予約をお願いいたします
・口が渇く
・唾液が少なくなった
・舌や唇や口の中がヒリヒリする
・話ずらい
・舌がしびれる
・食べ物が飲み込みにくい
・乾燥したものが食べずらい
・味が良くわからない
・水分をいつも補給している
・虫歯が増えた
・口臭がきになる
など
唾液の分泌量が減ると、唾液が本来果たしている自浄作用(口の中をキレイにすること)が働かず、口臭の原因になったり、口内炎、虫歯や歯周病などにかかりやすくなります
以下の要因が唾液を減少させる原因と考えられています
・加齢
・口呼吸
・喫煙
・放射線治療
・薬の副作用
・糖尿病
・寝たきり
・シェーグレン症候群
・ストレス
・不規則な生活
・透析
など
お口の渇きについて、問診票ご記入いただきます
お口の渇き具合を客観的に把握するために、
・お口の潤い度の検査(舌・頬の粘膜)
・唾液がどのくらい出ているか(ガムテスト、サクソンテスト)
の検査を行います
また、涙の出が悪い場合はシェーグレン症候群の可能性があるため、
・涙がどれくらい出ているか
の検査を行います
検査時間は約30分、料金は5,500円(税込)かかります
診察、検査結果を見て、他の診療科の受診が望ましい場合はご案内させていただきます
健康な成人では1日に約1~1.5リットルの唾液が出ています
年齢を重ねると唾液の量は少しずつ減っていきますので、お口の渇きを感じやすくなる方が多くなってきます
唾液は主に「大唾液腺」という耳下腺・顎下腺・舌下腺からつくられます
その他、唇、口蓋、頬の粘膜からもネバネバする唾液がつくられます
唾液は副交感神経(リラックスしているときに働く神経)の支配を受けていますので、緊張していたり、ストレス状態では唾液は出にくくなります
唾液は99%以上が水分で、残りの1%ほどに抗菌・免疫・消化などに関わる重要な成分が含まれています
唾液は私たちの健康を守ったり、日常生活をスムーズに行うことを助ける力を持っています